派遣社員がお金を借りる方法はカードローン!在籍確認や審査の実態

2023.11.06
派遣社員がお金を借りる方法はカードローン!在籍確認や審査の実態

お金が必要になる状況は誰にでも起こりえることです。お金を借りる手段としてまず思いつくのがカードローンではないでしょうか?

派遣社員として働いている方にとって、お金を借りたい時にカードローンの利用ができるのか不安に思っている方もいるでしょう。

結論から言えば派遣社員の方もカードローンを申し込むことができます。

そこで派遣社員の方がカードローンを申込む時や審査にあたって押さえておくべきポイントや注意点を解説していきます。

スムーズな申込・審査・融資を進めるために事前に準備することは大切です。カードローンを検討している派遣社員の方は是非参考にしてください。

次のようなお悩みがあるなら、ぜひ当記事を読んでみてくださいね。

  • 派遣社員でお金を借りるときはどのカードローンがいい?
  • 派遣社員で借入する場合、在籍確認ってどうなるの?
  • 派遣登録だけでお金を貸してくれることってあるの?

それでは詳しくご紹介します。

派遣社員も申込可能!カードローンの利用条件

銀行や消費者金融など、カードローン商品を取り扱っている金融会社が設けている申込基準を満たしていればカードローンに申し込むことができます。

カードローンの主要な申込条件は以下の2点です。

  • 年齢条件
  • 毎月安定した収入がある方

「毎月安定した収入」があり、「返済能力がある」のかという点がとても重要視されます。次に各カードローンの申込条件をまとめました。

アイフル 満20歳以上69歳までの定期的な収入と返済能力を有する方 パート・アルバイト・派遣社員・契約社員・自営業など現在お仕事をされている方
プロミス 18歳(高校生不可)から74歳の安定した収入のある方 パート・アルバイト・派遣社員・契約社員など現在お仕事をされている方
レイクALSA 満20歳以上70歳以下の方で安定した収入のある方 パート・アルバイト・派遣社員・個人事業主(自営業)など
三井住友銀行カードローン 満20歳以上満69歳以下で原則安定した収入のある方
保証会社SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる方
パート・アルバイト・派遣社員も申込可能
三菱UFJ銀行カードローン 満20歳以上65歳未満の国内に居る個人で原則安定した収入おある方
保証会アコムの保証が受けられる方
パート・アルバイト・派遣社員も申込可能

以上のことから正社員でなくとも、毎月安定した収入があればパートやアルバイト、派遣社員といった雇用形態の方でもカードローンに申込ができることがわかります。

派遣社員がカードローンを申し込む時に抑えておくべき3つのポイント

派遣社員の方がカードローンを申し込む時に押さえておきたいポイントは以下の3つです。

  • 派遣登録だけでは借りられない
  • 申告する勤務先は派遣元にしよう
  • 在籍確認に備えよう

それぞれを詳しく見ていきましょう。

派遣登録をしただけの状態ではカードローンは借りられない

派遣登録しただけの状態では先述した通り、カードローンの申込条件の一つ「毎月安定した収入がある」という条件を満たしていません。

短期派遣や単発・日雇いの派遣といった雇用形態も安定した収入とは見なされず、審査を通過することは難しいでしょう。

派遣登録を済ませた後は、仕事先の紹介を受けて勤務を開始してからカードローンを申し込むようにしましょう。

審査を通過するためには最低でも2・3か月の勤務実績があった方が望ましいでしょう。

申告する勤務先は派遣元にしよう

特に指示がない場合、カードローンの申込時に申告する勤務先は、「派遣先」ではなく「派遣元」の派遣会社にすべきです。

派遣社員の場合「派遣先」で勤務をするわけですが、雇用契約を結び、お給料を支払っているのは「派遣元」である派遣会社です。

派遣先である勤務先の情報を入力した場合、在籍確認が取れず審査に落ちてしまう可能性もありますので注意しましょう。

在籍確認に備えよう

勤務先への在籍確認は「派遣元」に対し行われます。派遣会社の社員が派遣社員の名前を把握してない可能性を考えて、事前に派遣元の担当者に「在籍確認の電話がある」という相談をしておくと良いでしょう。

また大手の派遣会社ではプライバシー保護の観点から在籍確認には応じない場合があります。

在籍証明書などの書類を発行してもらえるならば事前に派遣会社へ申請し、カードローン会社へ提出するようにしましょう。

もしくは、勤務先への在籍確認を行わないカードローンへ申込をする方法もあります。大手消費者金融5社の在籍確認は以下の通りです。

アイフル
プロミス
アコム
SMBCモビット
原則として勤務先への電話による在籍確認を行わない
レイクALSA 勤務先への電話による在籍確認あり(書類で為替の確認も可能)

在籍確認が難しい派遣社員の方へのカードローンおすすめは、上記のような勤務先への電話による在籍確認を行っていないカードローンです。

アイフルは原則在籍確認の電話連絡なし、SMBCモビットはWEB完結申込であれば電話連絡なしです。

派遣社員がカードローン審査を通過するための注意点

カードローン取り扱い各社の審査基準や審査内容は明確に公表されていません。

しかし審査を通過するために注意すべき点を事前に把握しておくことで、スムーズに審査を進めるための対策が可能となります。

派遣社員の方がカードローンを申し込む際に押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

  • 総量規制の範囲内であるか
  • 信用情報に問題はないか
  • 他社での借入はないか

それぞれを詳しくみていきましょう。

借入額が総量規制の範囲内であること

総量規制とは賃金業法に定められている「借入可能額を規制する」ルールです。

年収などを基準として、その3分の1を超える貸付・借入を原則禁止するという内容です。年収の3分の1を超える場合は、「返済能力を超える貸付」に該当するとし、過度な貸付・借入を防ぐために「総量規制」が設けられました。

例えば年収300万円の方の借入可能額は最大で総額100万円までとなります。

総量規制の対象となるのは賃金業者から個人が行う借入れです。消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシングがこれに該当します。

銀行の各種ローンやカードローン、クレジットカードのショッピング枠は総量規制の対象外です。

現在利用中のクレジットカードのキャッシングや消費者金融のカードローンからの融資額が今回の借入希望額と併せて年収の3分の1を超える場合は審査を通過できない可能性がありますので注意しましょう。

信用情報に問題はないか

信用情報とは個人のクレジットカードやローンの契約や申込に関する情報のことです。この信用情報は金融会社が顧客の信用を確かめるための判断材料として利用されます。

利用記録や名前、毎月の支払い状況などの情報に加え、「異動情報」と呼ばれる返済の遅延などの問題があった場合に記録されてしまう情報があります。

「異動情報」として記録される内容

  • 長期の遅延
  • 自己破産
  • 代位弁済(本人が返済不能となり保証会社が代わりに返済すること)
  • 強制解約

「異動情報」は完済した後も約5年間は記録が保存されます。

これらの情報が記録されている場合は「返済能力に問題がある」とみなされ審査に通過することが非常に難しくなります。

他社で借入をしていないか

カードローンを申し込む時、他社での借り入れ状況について必ず申告が必要です。

「他社借入があると不利になるのでは?」と虚偽の申告をしたり、わざとでなくとも間違った内容を申告すると審査に通らない可能性が高くなります。

なぜ他社での借入状況が新規カードローン申込時に重要視されるのかというと次に挙げる理由があるからです。

  • 総量規制に抵触していないかどうか
  • 信用情報の確認
  • 返済能力の確認

先に解説した年収の3分の1までしか借入ができないルールである「総量規制」と「信用情報」の確認の他、「無理なく返済していけるのか」という返済能力の有無が重要なポイントとなってきます。

複数の金融会社から借入があったり、借入総額が大きいとなると、「今回の借入分と併せて返済していくことができるのか」という点は、貸し付ける側からすればとても重要です。

多重債務となり、返済不能に陥る可能性も考えられます。返済能力を超える借入とならないよう、借入先は少ない方が望ましいでしょう。

派遣社員がお金を借りる方法Q&A

派遣社員がお金を借りる方法について、よくある疑問や質問を専門的に解説します。金融機関の審査基準や借入方法、返済計画など、あなたが賢い選択をするための情報を提供します。

派遣社員でもカードローンは利用できますか?

はい、派遣社員でもカードローンは利用可能です。しかし、金融機関によっては正社員と比べて収入が不安定とされ、審査に通りにくい場合もあります。そのため、カードローンを利用する場合は、まず自分の収入や返済能力を明確に把握し、無理のない範囲で借入をすることが大切です。

審査では、勤務形態や収入、勤続年数、他社からの借入状況などがチェックされます。特に派遣社員の場合、勤続年数や就業先の安定性、収入の安定性がポイントとなります。長く同じ派遣先で働いていたり、収入が安定している場合は審査に有利となります。

派遣社員がカードローンを利用する際の注意点は何ですか?

派遣社員がカードローンを利用する際には、まず自身の返済能力を確認することが重要です。また、金融機関ごとに審査基準が異なるため、複数の業者を比較し、自身の状況に最も適した業者を選ぶことがおすすめです。

また、無理な借入を避けるためにも、まずは必要最低限の借入額を見積もり、返済計画を立てることが重要です。返済計画を立てる際には、自己の生活費や緊急時の費用も考慮に入れることが必要です。

派遣社員でも信用情報に問題がある場合、借り入れは可能ですか?

信用情報に問題がある場合、派遣社員でも借り入れは難しいケースが多いです。これは、信用情報に問題があるということは、過去に返済遅延や債務不履行等の事故歴があるということを意味し、金融機関としてはリスクが高いと判断されるからです。

ただし、信用情報の問題があっても借り入れが可能な業者も存在します。ただし、こうした業者はリスクを補うために高い利息を設定していることが多く、利息負担が大きくなるリスクもあります。借り入れを考える前に、まずは信用情報の改善を目指すことをおすすめします。信用情報の改善には時間がかかることもありますが、長期的な視点で見ると利息負担を減らすことが可能です。

派遣社員はカードローンの利用が可能!計画的な借入を心がけよう

派遣社員の方でも年齢制限のクリアと毎月の安定した収入があれば、カードローンの利用が可能です。
 
在籍確認が不安な方・難しい方は、「勤務先への電話での在籍確認を行わないカードローン」を視野にいれて検討されることをおすすめします。

また原則在籍確認を行うカードローンの場合も、在籍確認の電話をかける時間帯や、書類での確認に切り替えて対応してくれる場合もあるので事前に相談すると良いでしょう。

その他、「総量規制に抵触しないか」「信用情報に問題はないか」「他社での借入はないか」などカードローンを申し込むにあたって注意すべき点を押さえておけばスムーズに手続きを進めることができます。

返済能力を超える借入はせず、計画的な借入・返済を心がければ、カードローンはもしもの時の強い味方になることでしょう。